目次
有機金属化合物(ジエチル亜鉛)
ジエチル亜鉛 | |||
形状 | 無色の液体 | ||
比重 | 1.2 | ||
融点 | -30~-28 | ||
性質 | ・ジエチルエーテル、ベンゼン、有機溶剤に溶ける ・水、アルコール、反応=エタン | ||
危険性 | ・空気と反応=自然発火と引火性 ・反応すると白煙=有毒ガス | ||
取り扱い | ・不活性ガスの中で貯蔵し、容器に密閉 ・空気と水を避ける | ||
消化方法 | ・粉末消化剤は乾燥砂などで消化「窒息消化」 ・ハロゲンは有毒ガス、水厳禁 |
金属の水素化物(水素化ナトリウム、水素化リチウム)
水素化ナトリウム | 水素化リチウム | |
形状 | 灰色の結晶 | |
比重 | 1.4 | 0.8 |
融点 | 800℃ | 680℃ |
性質 | ・高温=ナトリウムと水素になる ・乾燥した空気中で安全 ・200度以上で酸素と反応 ・還元性が強い、金属酸化物、有機化合物還元 | ・高温=リチウムと水素 |
危険性 | ・湿った空気中で水と反応=水素と熱 ・酸化剤と反応=発火 ・皮膚や目を刺激=有毒 | ・水と水蒸気で大量の水素 |
取り扱い | ・酸化剤と水厳禁 ・窒素、パラフィンで容器等保存する | |
消化方法 | ・乾燥砂、ソーダ灰(窒素消化) |
金属のリン化化物(リン化カルシウム)
リン化カルシウム | |||
形状 | 黒赤色の結晶 | ||
比重 | 2.5 | ||
融点 | 1600 | ||
性質 | ・リン化カルシウム=不燃性 ・水や酸素で反応=リン化水素(ホスフィン) ・リン化水素が自然発火 ・300℃以上でハロゲン、酸素、硫黄反応 | ||
危険性 | ・水と反応無色悪臭(腐った魚) ・燃焼すると=十酸化四リン | ||
取り扱い | ・水と酸厳禁 ・乾燥した場所で保存 | ||
消化方法 | ・乾燥砂などで消化「窒息消化」 |
カルシウムまたはアルミニウムの炭化物(炭化カルシウム、炭化アルミニウム)
炭化カルシウム | 炭化アルミニウム | |
形状 | 白色の結晶 | |
比重 | 1.4 | 0.8 |
融点 | 2300℃ | 2200℃ |
吸湿性 | 吸湿性あり | 吸湿性なし |
性質 | ・水と反応=アセチレン+水素化カルシウム ・高温で強い還元性 ・高温で窒素と反応=石灰窒素 | ・水と反応=メタン |
危険性 | ・水と反応=アセチレン ・アセチレン=銀、銅、水銀で爆発 | ・水でメタンガス |
取り扱い | ・乾燥した場所で窒素塔で保存 ・水厳禁 | |
消化方法 | ・乾燥砂、粉末消火剤 |
塩素化ケイ素化合物(トリクロロシラン)
トリクロロシラン | |||
形状 | 無色の液体 | ||
比重 | 1.35 | ||
融点 | -28~-6 | ||
性質 | ・ジエチルエーテル、ベンゼン、有機溶剤に溶ける ・水と反応=塩化水素ガス | ||
危険性 | ・蒸気と空気で反応=爆発 ・酸化剤と混合=爆発 ・可燃性で燃焼範囲が広い | ||
取り扱い | ・水との接触を避けて、容器に密閉 ・水と火を避ける | ||
消化方法 | ・乾燥砂などで消化「窒息消化」 ・水消化厳禁 |